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- RMS後、Excelに出力し算出する方法を教えて頂けないでしょうか。
- 出力の方法はサポート情報のアプリ操作説明書をご参照ください。その後の解析・計算に関しましては種類・方法が多数あるため、ここでは割愛させて頂きますが、平均値・最大値・積分値を計算するExcelマクロをセミナー参加特典として配付しています。また上級者向けとして解析方法の解説するセミナーを企画しています。
- 電極は使い捨てである筋電計が多いと思いますが、TS-MYOの電極は何回くらい繰り返し使用できますか。また、使い捨ての電極1つで費用はいくらしますか。
- TS-MYOの電極は使い捨てではありません。アルコール綿等で接触部を清潔に保って頂ければ継続した利用が可能です。なお、他社製の使い捨て電極についてはお答え致しかねますので販売店にお問い合わせください。
- MVCの算出方法に、最大値を採用する方法と最大値の前後1秒間の平均値を採用する方法があります。手順が違う場合は差も大きくなりますが、どちらの方法で算出するかの基準はありますか。
- 解析方法に依ると思われますので、関連の先行研究を参考にして頂くのが良いと思われます。たとえば最大値を採用する方法は全波整流を使用すると思いますが、課題の解析方法がRMSを使用しない場合はこの方法が合っているといえます。逆にRMSを使用する解析方法の場合(積分など)はMVC算出時にRMSを使用し最大値付近の平均値を採用する方が良いといえます。
- 筋活動と筋力に相関がないという解釈が難しく思います。
- 筋活動電位と筋力は等尺性収縮の場合、非常に強い相関があるとされています。しかし、遠心性収縮や求心性収縮の等張性収縮を主とする動作時の筋活動電位と筋力は、関節角度や動作の速度の影響で変化するため必ずしも相関しないといわれています。
- アーチファクト、ノイズ等は、どのような波形だとそれと判断できるのでしょうか。
- 動作前(安静時)から波形が生じているものは基本的にノイズと判断します。収縮時に振幅が小さい場合は神経支配帯をまたいでいる可能性があるためセンサーの貼付位置をずらして確認してみてください。まずはスタッフ同士で計測し合い、正確な波形の確認を行って頂くことをお勧めします。
- TS-MYOは歩行時の計測時にフットスイッチと同期出来ますか。
- 現在は同期できません。TS-MYOに加速度計を追加、同期計測できる機能を検討中です。
- iPadからデータ出力する際、セキュリティ上iTunesやクラウドを使用できません。他に方法はありますか。
- PCとUSBケーブルを接続してUSBメモリの様にiOSデバイスを扱う方法(Mac、Windows)があります。また、USBメモリをiOSデバイスに接続してファイルアプリでファイルの操作ができます。個別の施設ごとのルールですので、セキュリティ担当者とご相談いただきルールを決めて頂くのが良いと思います。
- 各筋をどの程度分けて計測できますか。
- 基本的には1つの筋を計測することになりますが、小さい筋の場合、近傍の筋の電位も計測されてしまう事(クロストーク)があります。
- 記録目的ではなく、長時間継続的にモニターできますか。
- モニターモードで出来ます。継続時間は端末のバッテリーとメモリーの空き容量に依ります。
- アプリのフィルターの意味と使い方を教えてください。
- Low Passはローパスフィルタ、High Passはハイパスフィルタです。ローパスフィルタは設定した周波数より低い周波数の信号を通して高い周波数を遮断します。ハイパスフィルタは逆に設定した周波数より高い周波数の信号を通して低い周波数を遮断します。この2つを組み合わせて特定の周波数範囲だけを通して不要なものを遮断することができます。主にノイズの除去のために使用します。RMSは全波整流とスムージングが出来ます。波形の観察しやすさや、積分処理などの前処理として使用します。
- 電気刺激中の筋活動で電気刺激を除去できますか。
- TS-MYOではできませんが、電気刺激の周波数を除去する適切なフィルターを使用することで可能ですが、近傍の周波数も除去される場合があります。
- 将来、データ解析をアプリ内でできるようになりますか。
- 一部の解析処理は導入を検討しています。Webサービスも検討しています。
- 研究での使用実績はありますか。
- コロナ禍ということもあり、残念ながらまだありません。
- 学会発表・論文投稿の際、設定基準はありますか。
- TS-MYOの計測に関しては特に設定等は必要なく、充分に研究用途に使用できます。解析処理については、全てをここでお伝えするのはスペースが足りませんので、類似の先行研究を参考にされることをお勧めします。
- 耐用年数はどれくらいですか。
- TS-MYOの寿命は、ほぼバッテリーの寿命です。満充電で10時間、約500回の充電ができます。通常の使用では5年以上使用できると思われますが、保証はいたしかねます。